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4月10日

2024年4月10日 士師記14章

「彼は上って行って、父と母に告げた。『私は、ティムナで一人の女を見ました。ペリシテ人の娘です。今、彼女を私の妻に迎えてください。』」(2節)

 このサムソンという人物は、力はありますが、思慮に乏しいようです。直情的で、後先を考えずに行動してしまうタイプです。よく言えば行動力がある、悪く言えば短絡的ということです。

 サムソンは、異邦人であるペリシテ人の娘を妻として迎えようとします。しかし当然のことながら両親に反対されます。それでも結婚を強行するのですが、結局、妻にそそのかされ、八つ当たりで無関係の人を殺し、おまけに妻を他の男性に取られてしまうという、無茶苦茶な事になります。

 この後サムソンは、デリラという別の女性にそそのかされ、神の力を失ってしまいます。

 サムソンは女性問題で、道を誤ってしまいます。今の時代も異性問題で失脚するという話は尽きることはありません。

「人が誘惑にあうのは、それぞれ自分の欲に引かれ、誘われるからです。そして、欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。」(ヤコブ1章14、15節)

 私たちはこの世に生きている限り欲を持ちます。しかし、その欲を治めることをしないと、それが誘惑に結びついて罪に至るのです。

 神の正しさによって自らの欲を治めるのです。そして、誘惑に合う機会を極力減らすのです。

 私たちは、この世にあってもこの世に染まらず、自らの清さを保ちたいと願います。

 天の父なる神さま

 どうか、私たちが自らの欲を治め、この世の誘惑から守られますように。常に私たちをあなたの近くに置いてください。そして清くしてください。

 どうか、聖霊が私たちを守り、誘惑に打ち勝つ力を与えてください。

 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン                                           文:関真士

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