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Tropical Leaves

HCCディボーションブログ

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 ソロモンの死後、イスラエル王国は南北に分裂します。南ユダ王国と北イスラエル王国です。南ユダ王国は実子のレハベアムが王となり、北イスラエル王国は、家来のヤロブアムが王となります。南ユダ王国はバビロン帝国に、北イスラエル王国はアッシリヤ帝国に、それぞれ滅ぼされるまで分裂時代は続いていきます。


 10章は、その王国分裂時代の序章が記されています。レハベアムは王位についたのですが、長老たちの意見を退け、若者の意見を取り入れます。これは民の信頼を失う失政でした。これを機に王国は分裂へと進んでいきます。


 しかし興味深いことに「王は民の願いを聞き入れなかった。神がそう仕向けられたからである。」(15)と記されています。このレハブアムの判断ミスにも、神の配剤があったということです。


 私たちが意識していなくても、神のご計画は確実に成って行くのです。人間の判断ミスや罪でさえも、神のご計画の中で用いられていきます。ただ、これは運命論とは違います。神は私たちの人格を尊重してくださいます。私の人格100%、そして神の御心100%。これは決して矛盾することではありません。


 私自身、これまで自分の人格を100%生きてきました。決して神のロボットでも、洗脳されたわけでもありません。しかし同時に神の御心、ご計画を100%信じています。


 レハベアムの判断はやはりミスでした。ソロモンの知恵ある治世をしっている長老を退けたのは、あまりにも浅はかでした。老害はよくありませんが、年輪を重ねた知恵は、私たちを正しい道に導くものとなります。その知恵に、耳を傾ける者でありたいと思います。


天の父なる神さま

 あなたの御心、ご計画が、今日もなされていることを感謝いたします。私たちも今日の一日を精一杯、自分の人格をもって生きていきます。どうか正しい判断ができるように守り導いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。 アーメン

文:関真士


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『シェバの女王』


 ソロモンの知恵を試しに、シェバ(サウジアラビア南方の貿易国で、古代歴史家ヨセフスによるとエジプトとエチオピアを支配した)から女王が訪ねて来た場面です。この女王がどのような質問をソロモンにしたのかは記されていませんが、ソロモンはその問いに全て答えたとあります。


 何が質問だったのか、想像してみました。異民族のエジプトやエチオピアを統治していたならば、どのようにしたら、平和に国を治められるかという事が考えられますし、そのために必要な法律や福祉などの社会政策を聞いたのかもしれません。もしくはもっと女王としての権威を保つ方法だったのかもしれません。どちらにしても、質問はソロモン王が答える事のできる範囲、つまり人間的な、この世の質問であったと思うのです。ソロモンの残した箴言には、主を恐れることは知識の初めで、主をより頼め、主を知れそうすれば恵みに預かると書き残していますので、その考え方にそった回答であったのだろうと思うのです。


 そのような中で、見落としてしまいそうな一節がありました。13節「一年間にソロモンのところに入って来た金の重さは、金の目方で六百六十六タラントであった。」ソロモン王と主の宮がいかに黄金に満ち溢れているかという説明なのですが、この数字に目を当ててみましょう。聖書には、三位一体なる神天を表す数字の3と東西南北の地上を表す4からなる数字、完全数の7であるとか、3x4=12の12部族や12使徒などの完全数が多く示されているのと対照的に、7に一つ足りない数である6は人間界を表す数字である事が分かります。そうしてこの六百六十六、666は黙示録にも出てくるのです。

 

 黙示録13章18節「ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。」多くの学者は、ヘブル語のアルファベットは数字によって変換できるので、666は患難時代に世を支配する権威が与えられた者の名前をヘブル語にすると666になると解釈しています。 その数字がソロモンの統治の中に現れてくるのは実に不思議な事ではないかと、驚きました。


 ソロモンは知恵を与えられました、しかし神の子イエスではありませんから、どうしても天の完全数7には到達できない、地上の6の世界に住む私達と変わりがありませんでした、金銀は湯水のように入ってきて、確かに主の宮をきらびやかにして敬意を示したものの、政略結婚を続けて偶像礼拝の種をイスラエルに持ち込む事を許してしまったのです。


 マタイ6章29節「しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも装っていませんでした。」主イエスは、神の創造された野の花と人として栄華を極めたソロモン王との比較されたのです。


祈り

 私達はどうしても、今日は何を食べようか、栄養補給のビタミンや薬を忘れていないか、自分の身体の事を心配してしまいます。自分はカルフォルニアに行くと現代の黄金に値する、賞金が数百億ドル貯まっているロッテリーを買って、当りましたら主のために使います、などと考えてしまいます。そのような自分の生活、自分の命の事ばかり心配したりするのをやめなさい。野の鳥や花を見なさいと主は言われています。あなた方は天の父にとってずっと価値のある者との言葉に感謝します。アーメン 

文: 森 宗孝


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『領土を広げるソロモン王』


 主の宮には、主が臨在され栄光の神殿となり、ソロモン王の宮殿も完成した。ソロモン王はダビデ王の領土をさらに広げてゆく、特に北方のすでに領地であったシリアのダマスコから、もっとユーフラテス川に届く地区、今のシリアの一部(ハマテ)まで、これまでの歴史でイスラエル王国がこれほど広がった事がないほどの領土に拡張したのはソロモン王でした。南は紅海から北はユーフラテス川に届くほどとなったのです。


 そこでソロモン王は、それぞれ各地に要塞のように城壁とかんぬきのある防備の町々を建てて、イスラエルの騎兵や兵士を守り、養うことのできる町々を各地に建てたのです。ソロモン王は、建てる王、ダビデ王は闘いの王と言っても良いかもしれません。その苦役にはイスラエル民ではなく、捕虜や寄留者であるヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人が駆り出されて、まるでエジプトで奴隷とされて苦役についたイスラエル民族が、今度は占領地の民を奴隷としたわけです。そうしてソロモンは彼の全領地に建てたいと切に願っていた全てのものを、彼は建てた。と記されています。


 しかし、聖書はこのようにも語ります。

詩篇127編1節「主が家を建てるのでなければ 建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ

守る者の見張りはむなしい。」ソロモンだけではなく、実に私達のホノルル教会も、隣接のマウカハウスをどのようにするのか。修繕するのは無理なようで、新しく建て直す選択に迫られています。本来であれば、新しい牧師館やソシアルホールの建設は夢のある、希望に溢れる事業であるはずですが、教会員がそれぞれの思いにかられて、喜びに溢れるまでに至っていません。そのような時に、このデボーションでこの詩篇に出会ったのも、不思議な話です。主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。教会員が皆で祈り、主の御心を問い、御旨に従う意志が一番重要になっています。


 自分は今、北カルフォルニアのホーリネス・サンロレンゾ教会に来ております。彼らの10年間の祈りが叶えられて、実に今の教会堂の三倍に当たる建物物件が見つかり、今年一杯には引っ越しをする予定となっています。今の教会は中国系の教会が買い取り、その資金と今まで積み立てた資金を合わせて、新しい教会堂の購入には、ローンを組まず借金無しで移転できる事になったそうです。恵まれた教会移転の話です。


 確かにソロモンは、モーセの掟を守り、安息日や例祭で捧げ物をして、祭司たちは賛美と奉仕を命じています。領土は拡大して、そのために政略結婚も増え続けました。エジプトのファラオの娘も隣接する国々からも政略結婚を推し進めて、戦争という闘いは避けましたが、結果として、異邦人の偶像礼拝の種を持ち込んでしまいます。 主が町を守るのでなければ、守る者の見張はむなしいのです。


祈り

ソロモン王を学んでおりますが、私たちの現代の教会も、主の家を建てる必要に迫られています。私たちホノルル教会だけでなく、マキキ教会も100年経っている見事な礼拝堂も、建て替えが必要となっているようです。どうか我々が一致して祈り、主によって建てる事に導かれますように!アーメン 

文: 森 宗孝


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