top of page
hccnichigo

2020年10月23日ディボーション

サムエル記 第一 12章

イスラエルにとって新しい時代(王政)の幕開け ~サムエルのことば~


 年もとり、髪も白くなったサムエル。全イスラエルに向かって語る彼のメッセージは、「主」ということばが、とにかくたくさん出てくるほどに、この偉大なお方の存在を強く訴えている。

 イスラエルとともに歩んだサムエルという人は、民の声、その求めを真摯に聞き、自分の思いをやみくもに伝える前に、まず神に伺いを立てて、その御声の通りに実行する人だった。私自身、そのような彼の神と人との前に誠実に歩む姿を通して、とても教えられる。まさに、神様が召し出した、さばきつかさであったのだなぁ、と思う。


 その結果に、13節「今、見なさい。あなたがたが求め、選んだ王だ。見なさい。主はあなたがたの上に王を置かれた。」がある。


 自分たちのために王を求めた民であったが、神様はその憐みゆえに、その願いを退かず、イスラエルにサウルという王様が立てられて歩む道を、サムエルを通して開かれた。


 民に対する、神様と神様に仕えるサムエルの寛容さをここに見る。


 特に、22節以降のサムエルの最後のことば、神の約束が、私の心にも響いた。

「主は、ご自分の大いなる御名のために、ご自分の民を捨て去りはしない。主は、あなたがたをご自分の民とすることを良しとされたからだ。

 私もまた、あなたがたのために祈るのをやめ、主の前に罪ある者となることなど、とてもできない。私はあなたがたに、良い正しい道を教えよう。

 ただ主を恐れ、心を尽くして、誠実に主に仕えなさい。主がどれほど大いなることをあなたがたになさったかを、よく見なさい。

 あなたがたが悪を重ねるなら、あなたがたも、あなたがたの王も滅ぼし尽くされる。」


応答

天のお父様、

あなたの計り知れない寛容さに御名を崇めます。あなたの民として、決して捨て置かずに、今日も愛し導いてくださっている真実を感謝します。

私自身、サムエルのことばにあるように、あなたを恐れ、心を尽くして、誠実にあなたに仕えることができるように、日々私を整え、導いてください。あなたのなさった御業を覚えて、いつもあなたをほめたたえる者とさせてください。

そして、すべての悪から私を守ってください。

主イエス・キリストの御名を通してお祈りします。アーメン。

閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年6月15日 サムエル記第一31章

サムエル記第一の最後の章は、サウル王の最期について語られています。 イスラエルの王サウルは、ペリシテ人との戦いで追い詰められ、彼の息子たちもこの同じ戦いで命を落とし、イスラエル軍は大敗してしまいます。そして、神さまに選ばれたイスラエルの王サウルは、自らの剣で命を絶つ道を選び...

2024年6月14日 サムエル記第一30章

この章で目に留まったのは、「主によって奮い立つ」(6)というみことばだった。アマレク人に襲われて、街は焼かれ、家族も家畜もみな連れ去らわれたとき、ダビデの部下たちはダビデを石で打ち殺そうと言い出した。サウル王に追われ、逃げ回り、敵であるペリシテ人の地に住むことにすら従ってき...

2024年6月13日 サムエル記第一29章

29章は、ダビデが窮地に陥った時に主の不思議な摂理によってそこから抜け出ることができた事が記されています。 ダビデとその部下は、アキシュが率いる軍団に加わってその後に続いた。しかし、ペリシテ人の首長たちは、ダビデの一行と戦いに行くことを強く反対したのである。なぜならダビデが...

Comments


bottom of page