旧約聖書 歴代誌 第二 二章
●語られたこと:
ダビデの子ソロモンの話は続く。今回はダビデの大親友ツロの王ヒラムにソロモンが助けを求めるお話から多くを語られた。
肉の思い(私だけの思い)で人に何かを頼むのは簡単だ。なぜなら、前後の事を何も考えていないから。しかし、今は主の葡萄の木に繋がる者として考えるようになった。兄弟姉妹の人格尊重あっての、同じ葡萄の木に繋がる家族である。その基本的な事を蔑ろにした時に分裂が起こる。分裂を起こさないためにはやはり神に祈って行動することが大切。
ソロモンが知恵と知識を神から授けていただけるよう祈った前回の第1章。なんと謙遜な王子か、・・・と思った。私もかくありたい。
ずっと祈っていた事があった。その事に関して姉妹からアドバイスをいただいた。そのアドバイスに私も同感。しかし相手の人格尊重を考えると、ご本人が動き出すまで待つべきなのか? とずっと悩んていた。しかし今日の御言葉から”必要な時は求めて良い”と言う事を語られた。
「彼はツロの王ヒラムのもとに人を使わして言った。『あなたが私の父ダビデに対し、父の住む家を建てるための杉材を送ってくださったように、私にもしていただけないでしょうか』」(3節)ソロモンも自分で手に負えないことは父の親友に頼んでいる。相手の人格尊重も大事だが、もしそれが主の御心に敵わなければ、事が進まないだけ。全て神様に委ねよう。
「私が建てようとしている宮は壮大なものです。私たちの神は、すべての神々にまさって大いなる神だからです。」(5節)神の王国のために動こうとしているのだから、出来ないことは出来ない!と神様の前に正直に打ち明けて助け出を招集して良いのだよ・・・と語られた。
イエス様も山上の説教でこう語っている。
「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。誰でも、求めるものは受け、探す者は見出し、たたくものには開かれます。」(マタイの福音書7章7-8節)
皆それぞれの力は小さい。しかしそれが一つとなった時、私たちは壮大な神の宮建設の建築現場で働く一人として、自分が与えられたミッションを神様と共に乗り越えていける。そう信じて共に兄弟姉妹と歩みたい。
●祈り:
天の父なる神様。いつも共にいて下さりありがとうございます。共に支え合える兄弟姉妹を私に与えてくださり、ありがとうございます。貴方のおかげで私は大家族の中で日々鍛えられ、貴方の手足となって用いられるようになってきました。感謝です。これからも貴方の愛を伝えるためにどうぞ私を用いてください。
Comments