歴代誌第二10章
『一致を求めて』
ソロモンの子レハブアムが王になった。
10章は、新しい王レハブアムに対する全イスラエルのこのような叫びで始まる。
4節「あなたの父上は、私たちのくびきを重くしました。今、あなたは、父上が私たちに負わせた過酷な労働と重いくびきを軽くしてください。そうすれば、私たちはあなたに仕えます。」
その叫びとは、ソロモン王より強いられていた過酷な労働、重いくびきを、次世代を導くレハブアム王より軽くしてほしいという訴えであった。
それから、レハブアム王は2組のグループに相談をする。一組目は長老たち、二組目は自分とともに育った同世代の若者たちだった。
長老たちの回答→ この民に優しくせよ。
若者たちの回答→ この民のくびきをもっと重くせよ。
この両者の助言を聞いたレハブアム王は、若者たちに賛同した。民の切実な苦痛の叫びには、一切耳を傾けなかったのだ。
自分よりも人生経験も豊かな長老たちよりも、自分と同世代の仲間の声に賛同したレハブアム王。正直、これは王として思慮に欠けた対応且つ判断だった。この判断により、王国は分裂の道を辿っていくのだ。
リーダーシップについて教えられる。それはまず、そこにいる人々の声を「聞く」こと、そして「知る」ことから始まるのではないか…。そのようなことを教えられた箇所だった。
天のお父様、
これ以上、痛み、分裂を生み出さないように、この世界を、私たちを、あなたにあって守り導いてください。アーメン。
Comentarios