歴代誌 第二 23章
『置かれた場所で咲きなさい』
『bloom has planted you. (神が植えたところで咲きなさい)、咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすることなのです。置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。』故、渡辺 和子ノートルダム聖心学園理事長が一人の宣教師の方から送られた文章です。
前章から引き続く話の中、アハズヤの子ヨアシュが今回の主役。まさに置かれた場所で咲いた王だったのではないだろうか。
バアルを崇拝した父、アハズヤ、そして祖母アタルヤ。そんな家庭環境に生まれたヨアシュ。祭司エホヤダ、その妻でアハズヤの妹、ヨラム王の娘、エホシェバ。この二人によって命を救われたヨアシュ。子ども時代を6年間も身を隠して生活しなければならなかった事をきっと呪ったのでは無いだろうか?きっと沢山の葛藤があったのだと思う。しかし主は彼を強め、王に必要な器へと作り替えてくださったのだ。
「彼らは王の子を連れ出し、王冠をかぶらせ、さとしの書を渡して、彼を王と宣言した」(11節)
実の両親に育てられなくても、主に油注がれる存在となったヨアシュ。ずっと、実の母に卑下されて育った私には励ましの言葉となった。そして私にも祭司エホヤダやエホシェバが沢山いることに気付かされた。家を失った時に救ってくれた姉妹。東京の母教会で育ててくれた兄弟姉妹。そして今日まで出会った兄弟姉妹。私には沢山の天の父なる神様によって家族とされた人々がいる。今まで頭では分かっていたが、今回この章を読むことによって心の奥底にある傷が癒やされた気がした。
●祈り
「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇119章105節)今日もあなたの御言葉と言う揺るがぬ場所に立ち返ることができたこと。ここに連れ戻してくださった神様の愛に感謝します。さとしの書を持ち王と宣言されたヨアシュのように、信仰による家族と共に、あなたの教えを忘れる事なく歩んでいけるよういつも気づきを与えてください。
このつたない祈り、イエス様のお名前を通してあなたの御前にお捧げいます。
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