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2022年12月4日 ディボーション

エゼキエル書46章


「神殿を中心とする新しい礼拝のあり方と捧げ物」


 新しい神殿での新しい役割と行動が、流れとして語られている。捕囚帰還後の新しい生活に対する希望のメッセージである。君主に対する厳しい権威、そして、祭司に対する宗教祭儀を執り行う役割などが述べられている。


 君主というのは、イスラエルを指導する権力者のことである。この君主に対する役割は非常に厳しいものであることが書かれているのである。例えば、君主は、宗教祭儀においては他のイスラエルの民と同じであり、神殿においてもかなりの制約を受けるのである。以前のように権力を振るう行動ではなくなったのである。ただ例祭の日に礼拝する時、一般の人は北門から入ってきた人は南門から出るように、南門から入ってきた人は北門から出るように命じれているが、君主の場合は、東門から入り、東門から出て行くことが許されているということである。ある学者によると礼拝の時の混雑を避ける為だと言われている。


 もう一つ心に留まったのが、13節14節(一部抜粋)で語られたことである。「毎日、毎朝、献げなければならない。これが主への穀物のささげ物であり、永遠に続く掟である。」つまり、礼拝が基本的に献げることとして取り上げられていることである。気の遠くなるようなことであるが、「永遠に続く掟」とは、捕囚後の民は、朝ごとに、新しい献身を表明して一日を始めるということである。それは、又、悔い改めにもつながっていくことである。私達にとって礼拝とは、神の栄光を仰ぐと同時に、神に自分自身を献げる行為である。

「ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。」

ローマ人への手紙12:1



愛する天の父なる神さま。

いつも、どこでも、あなたに喜ばれる礼拝を献げることができますように導いて下さい。感謝し、委ねて、主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン



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