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2022幎2月5日 ディボヌション

マルコの犏音曞 章


『倖から入っお、人を汚すこずのできるものは䜕もありたせん。』



 章から章にかけお、む゚スさたの有名なパンの埡わざが回出おくる。回目は男だけで5000人もの人にパンず魚を分け䞎え、回目は4000人の人をパンず小魚で満腹にしたずいう物語だ。聖逐匏の原型なのだろうか、神さたの惜しみない恵みを目の圓たりにしお、にわかに信じられず、右埀巊埀しながらフリヌズしおしたう匟子たち。さもありなん。

 その様子を芋おいたパリサむ人ず埋法孊者が、匟子たちの䞭に汚れた手でパンを食べた、おきお砎りの者がいたずあばく。む゚スさたはパリサむ人や匟子や矀衆を再び呌び寄せお蚀われた。

「みな、わたしの蚀うこずを聞いお、悟りなさい。倖から入っお、人を汚すこずのできるものは䜕もありたせん。人の䞭から出お来るものが、人を汚すのです。」14節

 ねたみ、ののしり、高慢、愚かさ‥‥私の䞭にも埋法孊者ず同じ、心の狭さがある。頑なさがある。

 む゚スさたは悟りきれない匟子を連れお、ツロティルスずいう枯町、フェニキアの異邊の地に向かった。そこにギリシア人の女性がやっお来お、む゚スさたの足もずにひれ䌏しお懇願した。悪霊に取り憑かれた幌い嚘を救っおくださいず。

「するずむ゚スは蚀われた。「たず子どもたちを満腹にさせなければなりたせん。子どもたちのパンを取り䞊げお、子犬に投げおやるのは良くないこずです。」圌女は答えた。「䞻よ。食卓の䞋の子犬でも、子どもたちのパン屑はいただきたす。」27〜28節

 ここに出おくるパン信仰、恵み、子どもたちむスラ゚ルの民、子犬異邊人、女性ず嚘をたずえ話しで瀺しおいる。

 む゚スさたの埡わざはむスラ゚ルの民のためにあるずの返答に察し、女性は、その通りです、自分は取るに足らないいやしい異邊人です。恵みに倀しないず承知しおいたす。それでも神さたの恵みは無限であるず信じおいたす。あふれ出た恵みがこがれ萜ち、屑のかけらの郚分でいいからどうかいただかせおくださいず、懇願したのである。犬扱いされおも、埓順な謙遜を貫く女性。む゚スさたを培底的に信じお疑わない信仰告癜だ。

「そこでむ゚スは蚀われた。「そこたで蚀うのなら、家に垰りなさい。悪霊はあなたの嚘から出おいきたした。」29節

 マルコのむ゚スさたはそっけないが、マタむのむ゚スさたは優しい口調だ。

「そのずき、む゚スは圌女に答えられた。「女の方、あなたの信仰は立掟です。あなたが願うずおりになるように。」マタむ1528

 性差も人皮も差別しないむ゚スさたなのだ。

 前の5000人のパンの物語ず、この異邊人の女性の物語は、堎所も゚ピ゜ヌドも違っおいお、関係がないように芋える。が、実は「倖から入っお、人を汚すこずのできるものは䜕もありたせん。」ずいう埡こずばで぀ながっおいるのではないだろうか。事実、む゚スさたはこの埌ツロを北䞊しおシドンからぐるりず遠回りしおガリラダに垰っおいる。その間、非ナダダの倖囜人にも積極的に癒しの埡わざで救いをもたらしおいる。

 私も匟子蚓緎の旅にお䟛させおいただきながら、聖曞の旅を続けよう。

 愛する倩のお父さた、了芋の狭い私をお赊しください。女性解攟、人皮差別反察ず蚀いながら、日々の生掻の䞭で分け隔おなく人に接する難しさを痛感しおいたす。む゚スさたに倣っお隣人を愛せたすよう、悔い改めたいです。どうか心を平らに、恵みのリズムで敎えおください。このギリシア人の女性のように、䞀途に信仰を告癜できたすようぞりくだらせおください。

 む゚スさたのお名前で感謝しお祈りたす。アヌメン


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