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2022年3月29日 ディボーション

伝道者の書 12章


『結論「神を畏れよ」』


 今日はいよいよ最後の伝道書になりました。この書はまるで自分の今までの生き方をまとめあげている。クリスチャンになる前の自分は、教会は弱い者たちである女、子どもが行く所で自分は家族のために仕事で頑張るのが使命と確信していた。その頃は妻との口論になった時にはよく、それでもあなたはクリスチャンかと非難したりしていた。今思うと随分酷い言葉を投げつけていたと後悔している。ごめんなさい。

 さてこの書は徹底して神を抜きにした生活をしたことがどのように空しいことかを表した上で、きわめつけ、最後の章で神に従うことの素晴らしさで締めくくっている。神を畏れることは言い換えれば信仰を持つ事。そうして神を愛することは、神の命令・みことばを守ること。神に畏敬の念をもって近づき、従順に愛をもって従うこと。神のみこころを知りそれを自分の心とすると心の内側が清められて聖なる行動となって表れる。これが人間にとってすべてであると13節で伝道者の書の結論に導かれている。

 マタイ7:26「また、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人にたとえることができます。」昔の自分は会社を生活の土台と考えていた。それがいかに空しいものか思い知らされ、やがて妻と一緒に教会に導かれていった。長く空しい生き方から充実した喜びに徐々に変わっていった。この書は徹底して神なき世界の空しさを描いている、世の知恵、快楽、人気、富の空しさを順番にあげて最後に結論として出てくるのがこの12章となっている。この伝道の書はこの世の知恵の空しさを逆説的に描いて何が本当に大切なのかを浮き上がらせる書と言える。

 日本人は何故か「道」が好き。剣道、合気道、柔道、華道、茶道とその本物の道を見極めたいと求める、求道が文化の中に根付いている。我々には真理を知りたいと言うおぼろげながらも心のうずきがあるのだろう。そこで日本ではこの世の知恵を求め、その道をきわめたいと願望している。しかし本物の真理であるはずの神への道・神道は日本では八百万の神々、自然崇拝が対象でそれが文化の中に根付いている。その教えには経典も無く、教祖も無いので対象がハッキリしていない。もしも神への道を求めるならば、神のみことばである聖書にはっきりした道が示されている事を伝えたい。これこそ本当の道・神道である 

13節、抜粋「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」何故ならば14節「神は、善であれ悪であれ、あらゆる隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからである。」

 新約聖書になるとここにある道とはイエス・キリストであり、主の再臨の後に御座の前でいのちの書が開かれ死んだ者たちもみな、それぞれの行いに応じてさばかれるとある。聖書は一貫してハッキリと私たちの進むべき道イエス・キリストを示しています。


祈り

 クリスチャンであるかどうかにかかわらず、全ての人はおぼろげながらに世の終わりや最後の審判を、ふと考える時がある。難しい話だが、コロナやウクライナ戦争を肌に感じる時に、多くの人は思う。戦争や疫病で家族を失った人達には余りにも酷な話だがそれでも平和に暮らす自分達の事と比較しながら、多くの方が何が自分達にとって大切なのか、その道を探している。そうして何が本当の幸せかを考えることから真の神に一歩近づく糸口となりますように。

この患難、災いの中にも光が輝き多くの人々が神との関わりが始まることでやがて神を畏れる・信仰へと育ってゆきますように、癒しが与えられ、主による平安を得られますように!

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