top of page
  • hccnichigo

2022年6月5日 ディボーション

イザヤ書 36章


 アッシリアがユダに侵入した時のことが述べられている。

 アッシリアの王センナケリブが将軍ラブ ・シャケをエルサレムに遣わして、エルサレムの3人の高官達(宮廷長官のエルヤキム、書記官のシェブナ、史官のヨアフ)に対する勧告が物々しく語られているのである。3つのことが告げられている。

  1. エジプトに頼っても裏切られるだけだ。

  2. おまえたちの神に頼っても、われらの一人の総督さえも撃退できないだろう。主が私に「この国に攻め上って、これを滅ぼせ」と言われたのだ。

  3. ヒゼキヤ王を信じるな。彼は、主が救い出してくださると言っているが、今までアッシリア王の手から民を救い出した神などどこにもいない。降伏すれば安全な国に連れて行って、平和に暮らせるようにしてやる。

 ラブ ・シャケという将軍の舌は、完全にサタンの虜になっていたのだろう。これも神の摂理の中にあったのだろうかと思わされた。

 1番目の、エジプトに頼るということは、他国に頼ることほど危険なものはないということである。それは、確かに一理あると思う。

 だが、2番目は、主への信頼を崩すために勝手に主の御名を用いるという策略である。


「あなたは、あなたの神、主の名をみだりに口にしてはならない。主は、主の名をみだりに口にする者を罰せずにはおかない。」出エジプト記 20:7


 自分の都合で主の名をみだりに口にするということは、決して、やってはいけないことである。主のさばきが必ず待っているから。私達にも主の教訓として大いに注意すべきことである。

 そして、3番目は、自国の王に対して不信感をもたせ、自分達がお前たちを幸せにできるんだということを思わせているのである。

 3人の高官達は大変な侮辱を虐げられたと思う。でも、彼らは、じっと耐えてことばをかえさなかった。なぜならヒゼキヤ王の命令で、「彼に答えるな。」と言われていたからだった。この三人の高官達は実によく耐え抜いてきたと思う。彼らの行動から、よきしもべは、よきリーダーによって成り立っていくものであるということが示された。私達クリスチャンのリーダーは、最も信頼できるただ一人のお方、イエス様である。この方の教えに従っていくことこそ、私達が神の子として練られた品性に変えられていくことにつながっていくことである。


祈り

愛する天の父なる神さま。

あなただけがただ一人の神です。自分の都合であなたの御名をみだりに口にすることがないように導いてください。今日もあなたのみ教えに目を留めさせてくださってありがとうございます。「私の目を開いてください。私が目を留めるようにしてください。あなたのみおしえのうちにある奇しいことに。」詩篇 119:18

感謝して主イエスキリストの御名によってお祈りします。 アーメン


閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2022年12月31日 ディボーション

ダニエル書 9章 『御心ならば』 ダニエルはエレミヤの預言により、捕囚が70年間であることを知り、あと3年でその期間が終わることを悟った。と同時に、同胞が犯してきた罪に思いを巡らせた。イスラエルの民が幾度となく神さまを裏切ったこと、偶像崇拝で聖都を汚したこと、エルサレム神殿...

2022年12月29日 ディボーション

ダニエル書7章 『ダニエルの見た夢』 ダニエルの見た夢は、4頭の大きな獣であった。2章でネブカドネツァル王が見た像の夢と似通った幻である。第1の獣は獅子のようなもの、第2の獣は熊に似たもの、第3の獣は豹ににたもの、そして第4の獣は大きな鉄の牙を持った恐ろしく不気味なものであ...

2022年12月26日 ディボーション

ダニエル書4章 『聖霊によって変えていただく』 アイゾン直子 ネブカドネツァル王は、数々の奇跡を目の当たりにした結果、イスラエルの神を褒めたたえるようになりました。しかし、唯一の神として認めることはできませんでした。彼は自分が神に等しい者と思っていたのかもしれません。そんな...

コメント


bottom of page