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2022年7月30日 ディボーション

エレミヤ書 4章


『厳しいながらも恵みの招き』


 3章の22節の途中から、4章は始まっているとも言える。エレミヤの悔い改めの祈りだ。とても素直に心の内を吐露した祈りだ。

「今、私たちはあなたのもとに参ります。」(3:22抜粋)のエレミヤの悔い改めを受けて、神さまは語った。(4:1)、

「イスラエルよ、もし帰るのなら、わたしのもとに帰れ。」と。

 神さまは、恵みの招きをしても良いと応答してくださったのだ。ただし条件が2つ。

①「あなたが忌まわしいものをわたしの前から取り除き、迷い出ないなら」、②「あなたが真実と公正と義によって『主は生きておられる』と誓うなら」

 ①は偶像崇拝や肉的な心身の乱れを正すことだろう。②は正真正銘の信仰告白ができるか否か。自分の主観的な悔い改めではなく、神さまが真に求められていることを実践できるのか試されている。

 神さまは続けて命じられる。

「耕地を開拓せよ。茨の中に種を蒔くな。」(4:3抜粋)

 うわべだけ悔い改めるのではなく、生活のすべてを変える覚悟で見直しなさい。二度と悪き習慣の中に戻ってはなりません。と、警告する。

 修養会で恵まれて、神さまの愛を喜び、恵みのリズムの恵みにばかりに偏って浮かれていたかもしれない。新約の神さまも旧約の神さま同じ、厳しいお方なのだ。真実の愛ゆえに。

 エレミヤは北のバビロニアからの攻撃を預言する。逃げよ、自分の身は自分で守れ、エルサレムは滅び、廃墟になるぞ〜! 「粗布をまとって悲しみ嘆け。」(4:8)、武器を持って抵抗するのではなく、命がけで悔い改めよ!

 ユダの罪は、命をかけてまでの悔い改めを必要とする。それほど神さまは怒っておられる‥‥。

 そんな、自分自身の危機と母国の滅亡を預言しなくちゃならないなんてきつい、たまったものではない。(4:11)以降、神さまはエルサレムの破滅を、ライブ映像のように克明にエレミヤに語らせる。

「あなたの生き方と、あなたの行いが、あなたの身にこれを招いたのだ。これはあなたへのわざわいで、なんと苦いことか。もう、あなたの心臓にまで達している。」(4:18)

 神さまのユダへのさばきを、エレミヤは一身で受けようとする。でも受け止めきれない弱い自分であることを、悶え苦しみを率直に神さまに差し出す。そして逃げずに、預言の使命を続けてゆく。

 神さま、悔い改めの厳しさをひしひしと感じます。恵みの招きが遠のいた感じがします。エレミヤのようにそれでも神さまに聞き従っていくのではなく、私が逃げ腰になったからです。

今日の聖書は鉛のように重かった。あったかい聖書、励まされる聖書、厳しい聖書、愛にみちた聖書、聖書は鏡のように私を映し出します。目を逸らさないで神さまの道を歩めますよう導いてください。イエスさまのお名前で祈ります。アーメン

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