「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたが聖なる会合として招集する主の例祭、すなわちわたしの例祭は次のとおりである。」2節
レビ記23章は、モーセの律法の中で神さまが示した祭りや聖日について詳しく語られています。
まずは、7日目を神のみわざを覚え祝福し喜ぶ日=安息日から始まります。
そして、次の7つの例祭がイスラエルの民に、特定の日や時期に祭りを祝うことを命じられたものです。
①過越しの祭り(4-5節)
②種なしパンの祭り (6-8節)
③初穂の祭り(9-14節)
④七週の祭り (15-22節)
⑤ラッパ(角笛)を吹き鳴らす祭り(23-25節)
⑥贖罪の日 (26-32節)
⑦仮庵の祭り (33-43節)
レビ記のこの時代だけを考えると神さまに選ばれたイスラエルの民に命じた例祭なので、現代に生きるクリスチャンは主の例祭をすることはないと思ってしまいがちですが、この旧約に書かれている過越の祭りは、イエスキリストが世の罪を取り除く過越のいけにえの小羊としてほふられ、人々の罪を贖うことで成就。初穂の祭りは、キリストが過越の三日目に死者から甦られたこと。七週の祭り(ペンテコステ)ではキリストが聖霊を下し、ユダヤ人と異邦人の隔ての壁を砕かれたのです。 このように御子イエスキリストにしっかりと繋がり、異邦人である私の罪が赦され、神さまに近付き祈れるようにしていただいたのです。
神さまの計画と時間軸はどういうふうなのか想像もつきませんが、完璧なタイミングで行動され、約束を果たされるお方であることは間違いありません。
この章に、何回もでてくる「代々守るべき永遠の掟である」という御言葉から、これらの祭りが次世代に伝承されたのは、イエスキリストの公生涯、十字架のため。イエスキリストの業と神さまの恵みを示すものとしてバトンタッチし続けているのだと思いました。このバトンを微力ながらも聖霊さまの力をいただいて渡していける者になりたいと思います。
愛する天のお父さま 主の例祭を通して、あなたの神聖な計画とあなたの愛と導きに感謝します。また、あなたとの繋がりをより深める機会を与えてもらいましたことに感謝します。いつもあなたに向かって歩み、あなたの御心に従い、神さまの時間軸に合わせて歩むことができますように。そしてあなたの愛を伝えていける者になれますように、イエスさまのお名前をとおしてお祈りします。アーメン
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