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2023年12月17日 申命記1章

  • hccnichigo
  • 2023年12月17日
  • 読了時間: 2分

 モーセ五書の最後の書である。モーセ五書とは、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、そして、申命記である。申命記は、「モーセの告別説教」、「モーセ五書の締めくくり」、とも言われている。著者は当然モーセ自身である。さらに、新約聖書において、主イエスが一番多く引用されたのも申命記であったと言われている。


 ちなみに「申命」とは中国語聖書の用語で、「重ねて命じる」という意味であると言われている。モーセは、自分の死ぬ前に次の7つの項目について語ったことが記されている。


①荒野の旅の回想、②シナイ山での律法の授与、③基本的な勧告、④具体的な規定、⑤祝福と呪い、⑥モアブでの契約、⑦モーセの最後の教えの7つである。


 これら7つの項目は、モーセ4書のなかでの出来事でどれも身近に感じとられてなじみ深いものである。なかでも、モーセの教えの43節、45節、そして46節が目に留まった。


「私があなたがたにこう告げたのに、あなたがたは聞かず、主の命に逆らい、不遜にも山地に上って行った。」43節。


「あなたがたは戻って来て主の前で泣いたが、主はあなたがたの声を聞き入れず、耳を傾けられなかった。」45節


「こうしてあなたがたは、実際にあなたがたがとどまったとおり、長い期間カデシュにとどまった。」46節


 11日間で約束の地に入るのに40年の歳月を費やすことになりました。主の命令に背いてしまった結果がそうである。モーセは、約束の地への入国を目前にして、イスラエルの民にもう一度主の命令を思い起こさせる必要を感じたので語ったのです。死を前にしているモーセのイスラエルの民への教えは自分自身にも伝わってくるようである。



ハレルヤ!愛する天の父なる神さま。今日のみことばを心から感謝します。主のみことばに聞き、従っていくことができないことが多々にあります。そのような時には、どうぞ正しい道に導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。



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