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2023年3月31日 ディボーション

コロサイ人への手紙 4章 


「祈り」


 4つの獄中書簡(エペソ、ピリピ、コロサイ、ピレモン)の一つのコロサイ人への手紙の最後の章で、パウロは「目を覚まして、感謝のうちに祈り、ひたすら祈り続けなさい」(2節)と勧めます。

 クリスチャンの生活から祈りが失われると、自分の関心と欲望の中に埋没し、ぼんやり惰性で生きていく生活に陥る悪魔の誘惑が訪れてきます。上にあるものを求める歩みは、まさに神の助けにより進むもので、自分の努力ではどうにもならない、そう思えばこそ、祈りに心が向くと思います。そして目を覚ましていて、目が開かれていれば、自分のことだけではなく、他者のためにも祈ることが出来ます。又3章では、パウロはキリストの奥義を語るためのとりなしの祈りを求めます。特に宣教の努力をしている人々のために、とりなしの祈りが出来るということは、結局個人がいかに日々祈っているかにかかっていると思います。


 ここでパウロが言う奥義には二重の意味があります。一つは、イエスキリストにある十字架の救い。そして、もう一つは、その救いによってユダヤ人も非ユダヤ人も全て、ひとつにされることです。私たち人間が、天地創造のまことの神を認め、その神の権威のもとに集まり、生きる、これなくして、全人類が一つにされることはありえないことです。神の平和が実現されますように。


 そして、パウロは、自分の仲間たちからの挨拶を述べます。愛すべき同労、同信の友の名をあげて、彼らと強い心の絆で結ばれていることを伝えて感謝しています。11節では、彼らが慰めとなったことも伝えています。ティキコには、オネシモ(ピレモンの奴隷)と共にこの手紙を託します。アリスタルコ、マルコ、ユスト、彼らは神の国のために働く同労者で、エパフラスはいのちをかけて御言葉に励み、医者のルカとデマスも共にいました。


 パウロは、最後に、「恵みが、あなたがたと共にあるように」といって、この書簡を書き終えています。(18節)私たちが救われたのはこの恵みによってです。救いの恵みと福音を心にとめて、絶えず祈り、全てのことに感謝し、いつも喜んでいましょう。これが、キリストイエスにあって、神があなた方に求めておられることである (テサロニケ人への第一の手紙5章18節抜粋)。



 全能なる神様、今日の御言葉に感謝します。私たちの内に宿る聖霊が私たちを導いてくださるから感謝です。尊い御子イエスキリスト様の御名によって祈ります。アーメン


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