ミカ書 1章
「見よ。主は御住まいを出、降りて来て、地の高い所を踏まれる。」 3節
今日から始まるミカ書は、解釈によると小預言者の最初の人ホセアが北王国で預言していた時代に、おもに南王国に対して語られた予言だと言われている。ちなみに、ミカは農民の出だと推測されている。1章では、神である主が天から降りて来られてすべての国々をさばかれるということが宣言されている。 神が天からわざわざ降りて来られてさばかれる罪とはどういうものだろうか。それは5節での述べられていることである。
「これはみな、ヤコブの背きのゆえ、イスラエルの家の罪のゆえだ。」
ヤコブの背きとは、サマリヤ(北王国の首都)のことで、そこはバアルの神を礼拝し、姦淫の罪で蔓延していたのである。 このような罪を神は決して見逃さないおかたである。北王国を悲しい思いで打たれたと思う。そして、南王国の上にもさばきが及ぶのである。南王国の全土に悪が広がっていた為に、神はさばかれるのである。
神の選民と呼ばれたイスラエルが北と南に分かれるということでも、神はどれだけ悲しまれておられたか。しかも、北と南の国が主に背いて堕落し、悔い改めて、主の前に帰ることもしないでいるのにどれだけ主は嘆かれていたことでしょう。
祈り
愛する天の父なる神さま。あなたの御名を心からほめたたえます。あなたがわざわざ天から降りて来られるさばきは、あなたが選ばれたイスラエルの民を愛するがゆえに行われたことだと示されました。どんなにか嘆かれておられることでしょうか。私達クリスチャンもあなたに選ばれたものです。私達が罪をおかすことがどれだけあなたを悲しませるかを知りました。あなたの愛は永遠なものです。あなたを愛します。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
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