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2023年9月5日 出エジプト記39章

幕屋の完成


 いよいよ、幕屋が完成します。ユダヤ暦の1月、新年のニサンの月の第一日に幕屋を設営します。これは私達の太陽暦での3~4月に当たるわけですが、やがてこのユダヤ暦で新年の15日から21日の日没まで過越の祭りが行われます。

 大祭司の胸当てエポデには12部族を表し、荒野でのそれぞれ幕屋の周りにの宿営と行進する順番通りにエポデに組み込まれてゆくわけですが、それぞれの宝石と代表する部族には深い意味があるようです。  例えば最初の宝石「赤めのう」ルビーは「ユダ部族」を表します。判りやすかった解釈は、ルビーは、赤い葡萄酒色であり、ユダ族から出身される主イエスの流された血を啓示しているという。

 

 他の宝石にも、それなりの意味があるようですが、自分には理解して納得するのは困難な宝石なので、12部族を表しているという事だけを覚えておきます。しかし、もっと重要なことは、神との会見の場である幕屋には、全て最高の材料で作られた品物が備えらているわけですが、どんなに良い材質であっても所詮、燭台は燭台であり、道具は道具なのです。これらが主のために使われる時に、普通の物が聖なる物と変えられる事が重要な点ではないかと思うのです。 私たちも主を信じる普通の者ですが、主のために用いられる時に、聖なる者と変えられる事を暗示しているのではないかと思わされる39章です。 

 

 エポデは12部族を代表する大祭司が年に一度だけ、神の臨在する至聖所で罪の贖いを願い生贄の血をふりかける事が最大の礼拝となるわけですが、十字架の主イエスは、この聖所と至聖所を分けている厚い幕を上から裂かれて、今までは12部族のイスラエル民族だけのため、そして大祭司だけが神の臨在される至聖所に入ることができた事を、全ての主イエスを信じる者が御子イエスを通じて、父なる神の御許へ行く事ができる道を開いてくださり、私達が全て祭司となる資格を与えてくださいました。主イエスご自身が、神の子羊、生贄としての血を流して下さったおかげであります。幕屋を学ぶことで、主イエスの十字架がさらに理解できるようになった事に感謝致します。


 43節「モーセがすべての仕事を見ると、彼らは、見よ、主が命じられたとおりに行っていた。そこでモーセは彼らを祝福した。」


祈り 

 私達も、主の命じられたとおりに行う者、信じるだけでなく行動をもって示す者となり、主イエスからの祝福を受け、父なる神と会見する事ができますように導き下さい アーメン


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