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2023年9月8日 ペテロの手紙第一2章

 ペテロによるこの手紙が書かれている時代は、すでにローマ帝国によるクリスチャンに対する迫害が始まっていました。その迫害は日ごとに厳しさを増している状況です。この手紙からは、迫害下における危機感、緊迫感が感じ取れます。


 今日、特に心にとまった御言葉は、「それは、『つまずきの石、妨げの岩』なのです。彼らがつまずくのは、みことばに従わないからです。」(8節)の箇所です。


 教会では、しばしば「つまずいた」という言葉が聞かれます。信仰につまずいた、人につまずいた、牧師につまずいた…等々。

 なぜ人はつまずくのでしょうか。多くの場合、人は自分の理想が破られるときに「つまずいた」と言います。人に対する理想が肥大化し、アイドル化(偶像化)されるとき、人は必ずつまずきます。相手は、その理想に応えることは出来ないからです。

 

「みことばに従わないからです。」とありました。神のみことば=神の御心=神ご自身から目をそらして人に目を向けるなら、そこにつまずきが起こります。

 私たちが人に目を向けるのは、その人を愛し、祝福するためであって、その人をアイドル化するためではありません。アイドルとしてほめ散らすのは、自分の理想を投影している自己愛です。愛ではありません。

 

 私も、以前のつまずきを振り返ると、それはその人を理想化し過剰に期待していたと思います。また自分自身を理想化し、自分自身につまずく事も多々ありました。今でもたまにあります。

 主のみことばに従う者でありたいと心から願います。


 天の父なる神さま

 私は、これまで人につまずいたことがありました。しかし、それは自分の理想を投影したとても自分中心であり、自分の理想で人を裁いた罪であったと思います。

 どうか、あなたのみことばに従うことによって、つまずかない者となれますように。あなたにも、人にも、つまずくことのない歩みが出来ますように、聖霊がどうぞ助けてください。 主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

 


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