歴代誌第一 7章は、六つの部族の系図が記されています。イッサカル族、ベニヤミン族、ナフタリ族、マナセ族、エフライム族、アシェル族の六つです。
六つの部族の中でエフライム族に目が留まりました。それは、親が生まれた子供につけた名前です。歴代誌第一の4章10節にも似たような箇所がありました。母親が苦難の中で産んだ子供につけた名前が「ヤベツ」でした。その意味は、悲しみ、苦しみを意味する名前だと言われています。
エフライムもまた、生まれた子供につけた名前が「ベリア」で、その名前の意味は、「わざわい」という意味だそうです。エフライムの2人の息子たちは、ガテ人の家畜を奪おうとしてガテ人に殺されました。エフライムは二度とこのような悪しきことをおこさないように、戒めのためにベリアという名前をつけたのではないかと解説者は述べています。
ところが、ベリア(わざわい)の子孫からヨシュアが誕生しているのである。忌まわしい出来事を起こした子孫の中からヨシュアを起こし、彼を用いられる神の御心はその人自身が神の前にどうあるかをごらんになられて、その人を用いられるのです。父であるエフライムが二人の息子たちの執り成し、悔い改めの祈りによって主の御心に触れられたのではないでしょうか。
ある歴史的にも有名な方の子孫があまりにも悲しい死に方をするのが思いだされました。父親、息子、兄弟、が亡くなっているのである。あるメディアによると、「呪われた・・・一家」と報じられました。そのようなことのためにも、祖先の罪の執り成しの祈り、それぞれの悔い改めの祈りが必要ではないでしょうか。今の私たちは、十字架の罪の赦しが与えられています。その十字架に祖先の罪のための執り成しの祈りができることは、最高の恵みだと思います。
私自身も以前はベリア「わざわい」と言う名前の持ち主でした。でも、今はイエス・キリストの十字架によって完全に罪から解放された「ヨシュア」としての人生を送ることができるようになったのです。主に感謝です。
愛する天の父なる神さま。人のために執り成しの祈りがとても大事なことを今日の聖書箇所から示されました。過去にどんな過ちをおかしても、執り成しの祈りによって主なる神は御心をみせてくださいます。どうぞ、私たちも誰かのための執り成しの祈りをすることができますように用いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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