「主よ、力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたには変わりはありません。主よ、あなたは私たちの神です。人間が、あなたに力を行使することのないようにしてください。」―11節(抜粋)―
アビヤ王が先祖とともに眠りにつき、かれの息子アサが代わって王となり、その後10年間は、国は平穏であった。アサ王は、自分の神、主の目にかなう良いことを行った。
アサ王は、この平穏の時にまず、異教の祭壇と高き所を取り除き、石の柱を砕き、アシュラ像を切り倒した。ヨシヤ王も徹底した宗教改革を行っていたことを連想させられます。また、アサ王は、ユダの人々に命じて、主の律法と命令をおこなわせた。
そして、破壊された町々を建て直していった。その時にアサ王は民に「この地はまだ私たちの前にある。私たちが私たちの神、主を求めたからだ。」と宣言したのである。アサ王のそのことばは、どんな時にも、主を求めていくという大事なことが伝わってきます。
さらにアサ王のすごいところは、10年後にクシュ人ゼラフが彼らに向かって出陣した時のことだった。自分たちの軍勢が三十万に対して相手側は百万の軍勢で三百台の戦車を率いての出陣で、それを見て怯むことなく立ち向かおうとしているのである。そのようなことができたのは、アサヤ王には拠り頼む神がいたから、祈ることができる神がいたからできたのです。
11節のアサ王の、主に大胆に祈るところに心がうたれました。
力の強い者を助けるのも、力のない者を助ける者も主には何の関係もないということです。そして、あなたは、私たちの神ですから、人間などにあなたの邪魔などさせないでくださいと大胆に祈ったのです。実にアサ王の全き神に信頼する信仰が表されています。
「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。」―箴言3章3節―
「あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。主があなたの進む道をまっすぐにされる。」―箴言3章4節―
愛する天の父なる神さま。今日の御言葉を心から感謝します。信仰の未熟なこのような者ですが、どんな時でもあなたに拠り頼み、あなたの御言葉にとどまることができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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