top of page
hccnichigo

2024年11月4日 歴代誌第一22章

『主の宮を準備』


 ダビデ王は、主のしもべとして主を中心にして生きてきたにもかかわらず、主は厳しいことばを下す。8節「しかし、私に次のような主のことばがあった。『あなたは多くの血を流し、大きな戦いをしてきた。あなたがわたしの名のために家を建ててはならない。わたしの前に多くの血を地に流してきたからである。」聖なる主の宮は、彼の息子であるソロモン(平和の意のシャロムの派生語)に委ねられた。


 右手にエリコの町を見ながら、バスでエルサレムに向かって走ってゆく。エリコは海抜マイナス250mでエルサレムは海抜780mなので、かなり急な坂道を上って行くに連れて、周りの家が全て、石造りなのに気づく。しかも石灰岩なのか、白っぽい建物がほとんどであった。ここに夕日が当たると、黄金の町と言われるような輝きがあるという。もしも、地球におへそがあるとしたら、ヨーロッパ大陸棚とアジア大陸棚そしてアフリカ大陸棚が重なり合っている、この地が地球のおへそに当たるのかもしれない。私たちのへその尾が産みの親と繋がっているように、地球のおへそは創造主なる天の主と繋がっているのだろうか。ここに主の宮が建てられる。主がこの地に臨在される場を選ばれた。


 ダビデは、着々と主の宮を建てる準備を始めた。多くの石切り工が召集され、地中海に面する北の港町であるツロやシドンから大量の杉材が運ばれてきた。金や銀や青銅も多量に用意されて神である主の聖所を建て上げる準備が次々になされた様子がここに記されている。


 13節「主がイスラエルのためにモーセに命じられた掟と定めをあなたが守り行うなら、あなたは栄える。強くあれ、雄々しくあれ、恐れてはならない。おののいてはならない。」そうして確かにソロモン王朝は、栄えますが、人間の王であるソロモン、多くの知恵を備えたソロモンでさえも、モーセの律法を守り行うことができなかったのを私たちは知っております。


 ローマ書9:31「しかし、イスラエルは、義の律法を追い求めていたのに、その律法に到達しませんでした。」これが、どのような王であれ、弱点を見に受けた人間の王の限界と言えるかもしれません。そこでやはり、神の子主イエスが送られて来られたのですね。マタイ5:17「わたしが律法や預言者を廃棄するために来た、と思ってはなりません。廃棄するためではなく成就するために来たのです。」


祈り

私たちは祈ります。御国を来らせたまえ、と祈ります。私たちが遠い天国に向かって行くのではなく、主イエスが完全なる王として統治する世が、この私たちが住む世に来ることを願っています。主イエスよ、もう一度律法を成就されるためにおいで下さい。 アーメン 

文:森 宗孝


閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年12月31日 ローマ人への手紙15章

『イスパニア伝道』  2025年も、主と共に歩む年でありますように、与えられた喜びで満たされ、溢れでて、未だ主を知らない方々へ祝福として流れ出しますように!  スペインには、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼のという数百キロにわたる徒歩の道があって、巡礼路として毎年およ...

2024年12月30日 ローマ人への手紙14章

『信仰の弱い人を受け入れなさい』  昔、聖書の学び会で自分はこのように思う、その理由は聖書のこの箇所でこのように書いてあるからだと強く自己主張をしていた人を思い出す。聖書の学びが長く知識が豊富な人が、初心者で聖書知識にうとく、未だ信仰の弱い人を見下すような者がいるのことを経...

2024年12月29日 ローマ人への手紙13章

「権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る。」  ローマ人への手紙13章では、クリスチャンの行動の原則が、上に立つ権威に従い、律法を守り、主イエス・キリストを着る、と三つにまとめられています。  権威に従うとは、存在している権威はすべて、神によって立てられている。こ...

Comments


bottom of page