『イエス・キリストの御名より』
この章はあまりにも盛沢山なので、ひとつだけ取り上げたいと思う。
一番印象的な所は百人隊長が自分のしもべが中風で苦しんでいるので癒してほしく、イエス様に懇願する場面。
8章5節から10節
「イエスがカペナウムに入られると、一人の百人隊長がみもとに来て懇願し、
「主よ、私のしもべが中風のために家で寝込んでいます。ひどく苦しんでいます」と言った。
イエスは彼に「行って彼を治そう」と言われた。
しかし、百人隊長は答えた。「主よ、あなた様を私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、おことばを下さい。そうすれば私のしもべは癒やされます。
と申しますのは、私も権威の下にある者だからです。私自身の下にも兵士たちがいて、その一人に『行け』と言えば行きますし、別の者に『来い』と言えば来ます。また、しもべに『これをしろ』と言えば、そのようにします。」
イエスはこれを聞いて驚き、ついて来た人たちに言われた。「まことに、あなたがたに言います。わたしはイスラエルのうちのだれにも、これほどの信仰を見たことがありません。」
自分がしもべならば、上司は百人隊長のような人であってほしいと思った、そしてこの隊長のためなら何でもしたいと思うだろう。自分がもし百人隊長であるならば、このような信仰の持ち主になりたい。この百人隊長はイエス様が偉大な権威ある方であり、救い主であることをよくわかっている。
イエス様が行って治そうと言ってくれたのに、「おことばを下さい、そうすれば自分のしもべは癒される」と言いきる。なんという深く強い信仰だろう。
わたしたちは祈る時、イエス・キリストの御名により祈る。それはイエス様の権威をお借りしているからであって、イエス様が祈って下さっているのと同じだからである。神様の御心ならばそれは成る。と牧師先生と兄弟姉妹に教わった。ありがたく涙した。
祈り:
愛する天の父なる神様、
からし種ほどにも満たない自分の信仰を反省します。サタンの仕業により、私利私欲を通そうとするものがこの世にはたくさんいます。それらに負けない強い信仰を持てますよう、日々御ことばにより訓練させて下さい。
どうかこの百人隊長のように、謙遜で自分より弱い立場にあるものたちを守り優しく接するものであれますように、導いて下さい。尊いイエス･キリストの御名により祈ります。
アーメン
文: マッカーター 政子