『逃れの町の定め』
逃れの町は、シナイ山のふもとでの十戒授与の直後に最初に命じられ、また、民数記35章、申命記4章にも記されている。
なぜ逃れの町が設定されたのかというと:
*誤って人を打ち殺した者をまもるためである。
たとえ誤って人を殺した場合でも、殺人には違いないです。当然、殺した家族からの復讐が避けられないのは世の常です。しかし、主なる神は、人の命が失われることを望んでおられなかったのである。その人の命を復讐から守られるように、逃れの町を定められたのである。
*その人は会衆の前に立ってさばきを受けるためである。
さばきを受けるのは当然の報いである。逃れた町に住み続けなければならないことが罪の報いであったのでしょう。だが、その町の大祭司が死んだ後には、殺人者は自分の町、自分が逃げ出した町に帰って行くことができるのである。
*だれでもこの恵みにあずかれることである。
すべてのイスラエルの子ら、および彼らの間に寄留している人たちにも同じように適用されたのである。
この逃れの町こそ、主なる神は、御子イエスを地上に遣わされる千年以上も前に、全人類の罪が赦される道があることを象徴的に示された事実であると言われています。
新約時代に生きる私たちは、罪を犯しても、それを認めて悔い改めていけば、十字架のイエスの贖いの死によって赦されるのである。レントの期間中にこのようにイエスの贖いの死に、より一層触れさせていただけたことを心から感謝しています。
愛する天の父なる神さま。あなたが、御子イエスさまが地上に遣わされるずっと前から、私たちの罪が赦される道があることを示されていたことに心から感謝します。イエスさまの傷ついた御手に私の手をかさね、傷ついた御足に私の足をかさねて、主とともに永遠に歩むことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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