22章は、ヨシュアがルベン人、ガド人、マナセの半部族に対して語る場面から始まります。
5節「ただ、主のしもべモーセがあなたがたに命じた命令と律法をよく守り行い、あなたがたの神、主を愛し、そのすべての道に歩み、その命令を守り、主にすがり、心を尽くし、いのちを尽くして主に仕えなさい。」
そして、祝福をうけたルベン族、ガド族、マナセの半部族は、イスラエルの子らと別れ、主の命によって彼らが得た自分の所有地へと帰っていきました。
しかし、ルベン族、ガド族、マナセの半部族がヨルダン川の流域まで来たときに、大きな祭壇を建てました。これが、他のイスラエルの部族にとっては問題の種となってしまいました。彼らはこの祭壇を見て、ルベン族、ガド族、およびマナセの半部族がイスラエルの神以外の神に献身していると勘違いしました。
彼らは戦いを起こそうとしましたが、幸いなことに、彼らはまずルベン族、ガド族、マナセの半部族に質問し、答えを得ることができたのです。
その答えとは、ルベン族、ガド族、マナセの半部族は、この祭壇を建てたのは異教の神にではなく、「私たちとあなたがたとの間、私たちの後の世代との間の証拠となり、私たちが全焼のささげ物といけにえと交わりのいけにえを献げて、主の前で主への奉仕をするためです。」(27節抜粋)、と言うように、彼らとイスラエルの他の部族との関係をよくするためであることを説明しました。これによって誤解が解かれ、部族間の和解が行われました。
最終的には、イスラエルの部族の心がひとつとなり、「ルベン族とガド族はその祭壇に「これは私たちの間での、主が神であることの証しだ」と言って名をつけた。」」(34節)と神をほめたたえました。
イスラエルの部族は、疑いと怒りに基づいて行動する前に、まずは対話をし、状況を理解しようと努めました。その結果、部族間の和解がもたらされ、イスラエルの民全体がより強く一つになることができました。
私たちの日常生活でも、誤解や疑問が生じた場合には、相手とコミュニケーションをとり、相手の立場や考えを理解することが大切だと学びました。
愛する天のお父さま
日々、人間関係の中で誤解や問題に直面したとき、どうぞあなたの愛と知恵を与えてください。スムースにコミュニケーションをとることができ、お互いの立場や思いを理解するように導いてください。誠実な心を持ち、お互いを受け入れ、和解の道を歩んでいけるように助けてください。イエスキリストのお名前によってお祈りします。アーメン
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