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2024年7月13日 ヨハネの福音書4章

『 心の渇きを満たす真の愛』


画:グエルチーノ〈イエスとサマリアの女〉


 ヨハネの福音書4章には、サマリアの女性とイエス・キリストの出会いとその時の対話が語られています。

 サマリアの女性は、心の渇きを愛で満たそうとしましたが、5回も結婚してもその渇きは癒されませんでした。しかし、イエス・キリストと出会うことで彼女は真の愛を知り、ぽっかりと空いた心の穴が満たされる経験をしました。


 私自身も離婚を経験し、サマリアの女性と同じような心の渇きを抱えていました。私の結婚もまた、心の空虚さを埋めるためのものだったのかもしれません。時折、もっと早くにイエス・キリストに出会っていればと悔やむこともありますが、その離婚がきっかけでイエス・キリストに出会うことができました。私にとって、それは神さまの導きであり、真の愛と癒しを見つけるための道だったのだと思います。


 サマリアの女性との対話でイエスは、14節「しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出します。」と言われました。イエス・キリストからいただく水とは、私たちに与えてくださる永遠の命と真の愛です。世の中の物質的なものや人間関係では決して満たされない心の渇きは、イエスとの出会いによってのみ完全に癒されるのです。


 私たちもまた、日々の生活の中で心の渇きを感じることがあります。しかし、イエス・キリストとの関係を深めることで、その渇きは癒され、満たされます。サマリアの女性のように、私たちもイエスからの生ける水を受け取り、心の奥底から満たされ歩んでいきたいですね。


愛する天のお父さま

 私たちの心の渇きを満たし、真の愛と癒しを与えてくださるイエス・キリストに感謝します。サマリアの女性がイエスと出会い、心の穴が満たされたように、私たちもイエス・キリストを信じ、この霊的な水が私たちの内に豊かに流れ、あなたの愛によって癒されますように、イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン


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