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2024年8月20日 列王記第一21章

『悪妻イザベル』

 

 イスラエル王アハブにとって富が彼の偶像だったようだ、お金によって宮殿の側のナボテから彼のぶどう畑を買い取ろうとしたが、ナボテはイスラエルの中で数少ない、神を敬い、ババアルに膝をかがめない残された者(レムナント:参照19章18節)の一人であったので、王の申し出を拒否する。


 イザベルは卑劣な策を用いて、ナボテを石打ちの刑で殺し、畑をアハブは手に入れるが、預言者エリアによって「あなたの子孫は除き去られ、悪妻イザベルは犬に食われる」とまで言われ、偶像につき従い、忌まわしいことを行った罪を指摘される。


 ところが、ここに理解し難い、神のあわれみが描かれている。これだけの悪事を重ねたアハブ王に対して、29節後半「彼の生きている間はわざわいを下さない。しかし、彼の子の時代に、彼の家にわざわいを下す。」アハブ王自身は許されてしまうのです。なぜですかと思わず主に問いかけたくなる場面です。


 27節「アハブはこれらのことばを聞くとすぐ、自分の外套を裂き、身に粗布をまとって伏し、打ちひしがれて歩いた。」とあります。心からの悔い改めを、すぐにしたのですね。ここに私たちの希望があります。過去の罪、過ちが主から赦されるのは、私たちが心から悔い改めをして、それを態度で表し主の前にへりくだる時に、全能なる神は、私たちを赦してくださるのです。29節前半「あなたは、アハブがわたしの前にへりくだっているのを見たか。」それでアハブ王が生きている間はわざわいを下さないと主が赦されたのです。この赦しは今でも私達にも適用される主のあわれみです。


祈り

感謝します。私たちの罪もへりくだって、悔い改めする事によって、緋に包まれた罪の身体が、真っ白い、一点のかげりもない身体に改めて下さる、主のあわれみに心から感謝致します。 アーメン  

文:森 宗孝


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