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2024年8月21日 列王記第一22章

「ミカヤは答えた。『主は生きておられる。主が私に告げられることを、そのまま述べよう。』」(14)

 

 アハブ王とヨシャファテ王に召喚された預言者ミカヤは、400人の偽預言者とは違い、王たちに主のことばを告げました。アハブは、ミカヤがいつも悪い事ばかり預言するので彼を嫌っていましたが、今回も主のことばは耳に痛いものでした。

 王という立場にある者が、自分の耳に心地よいことばだけを求めるなら、まさに「裸の王様」となるでしょう。耳に痛いことばでも、その主のことばに耳を開くことは何よりも大切なことです。


 ミカヤは捕えられ迫害されましたが、主のことばは、その通りになりました。アハブは戦士しました。

 ただしアハブは勇敢に戦ったのではなく、王の服を脱いで自分が王であることを隠したのです。それが仇となって彼は、たまたま飛んできた矢に当たって死にました。

 アハブの生涯を象徴している最期です。妻イゼベルにいいように支配され、預言者のことばに耳を傾けず、彼は王としての責務も服と一緒に脱ぎ捨てていたのです。

 

 自分は、耳に痛いことばでも、しっかりと聴くだけの心を持っているだろうか? プライドが邪魔をすることはないだろうか。自分に良いことだけを言ってくれる人を近くに置いていないだろうか。主の御前に心を探られます。 

 アハブは、最悪の王様でしたが、そこにリーダーとしての反面教師を見ます。神の祝福とは、このようにして失っていくものだということがよく分かります。

 自戒をしていきたいと思わされます。


 天の父なる神さま

 アハブは、神にそむいて悪い王様になってしまいました。その姿に自分自身の姿を見ます。どうか、主を畏れ、主に聴き従う自分でありますように。主の御言葉に耳を開いていることができますように、聖霊が励まし導いてください。

  主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

                               文:関真士


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