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2024年8月4日 列王記第一5章

hccnichigo

『ソロモンによる神殿建設のスタート』



 主なる神から非常に豊かな知恵と広い心を与えられたソロモンが神殿建設の計画を実行することになったいきさつが記されています。そのいきさつをみていると神様がソロモンに与えてくださった知恵と心の広さが実に着実に働いていることがうかがわれます。


 まずソロモンは、父ダビデと友好を重ねていたツロの王ヒラムに父ダビデの遺志をついで神殿を建てることを伝えた。そのためにはレバノン地方で産出する良質な杉の木が必要であるので協力してほしいことを願ったのである。ヒラムは、ソロモンの申し出を喜んで承諾した。


 ヒラムもソロモンの申し出に対して条件を出しました。それは、王一族のための食糧を求めたのである。そこでソロモンは、神殿の建設期間中は、毎年小麦を五千トン、上質のオリーブ油を五千リットル送ることにしたのである。大変な量であります。しかし、ソロモンは武器を使わずに話し合いで取引をおこなったのです。

これが、主からいただいたソロモンの知恵であったのです。


 さらに、ソロモンの人材管理をする計画が記されています。イスラエルの国から役務省が三万人徴用され、一か月交換でレバノンに送られて木を伐採し、それがすむと二か月は自分の家に戻るというパターンでした。それは、ソロモンの心の広さ、思いやりでもあったのでしょう。さらに、山で石を切り出す者が八万人、切った木や石を運ぶ者が七万人、工事の監督する者が三千三百人もいたのである。ソロモンにはこれだけ大勢の人々を管理する知恵も与えられていたのです。


 ソロモンは神殿建築のために多くのイスラエル人を用いました。父であるダビデは戦いを良く知っている人でした。しかし、ソロモンが主に願ったのは戦う事ではなく知恵だったのです。それが主の御心にかなっておおくの知恵が与えられて、争いの為にではなく平和をもたらす働きができたのです。




 愛する天の父なる神さま。御名をほめたたえます。ソロモンに与えられた知恵の働きが平和のためであることを知ることができて感謝します。私たちも日々、平和を愛し、その道を歩むことができますように導いてください。私たちの日ごろのおこないがあなたの御心にかなうようにさせてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


 
 
 

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