この書における中心的な人物、祭司であり学者であるエズラの名をとって「エズラ記」と呼ぶと新改訳聖書で述べられています。「エズラ記」は、バビロン捕囚から帰還したイスラエル人の歴史が語られています。
ペルシャの王キュロスが主によって霊が奮い立たせられて捕囚民解放の勅令を記録しています。さらに彼は、それまでのバビロニア帝国と違って、その支配下にある国々の宗教を尊重する政策をとったのです。その背後には、主の御手があったと解説者は語っています。
「国々の宗教を尊重する。」というところに目が留まりました。以前、ある外国人が日本で宣教することについて語られたことが思いだされました。「どの国に行くにしても、まず行ったその国の文化を尊重することです。人を受け入れることです。」そして、その宣教師は、言葉を学び、共に農業に勤しんで、彼らと同じものを食したということです。それが信頼関係につながっていって、やがて求道者がおこされていったということです。そのようなことができたのは、やはり彼らの背後にも主の御手があったからだと思います。
さらにキュロス王は、バビロンで成功して故国に帰ろうとしない者たちに神殿建設のために経済的援助をするように命じたのである。そして、神の霊によって奮い立たされたユダとベニヤミンの一族かしらたち、祭司たち、レビ人たちは、すぐにエルサレムに帰ろうと立ち上がりました。神の霊に奮いたたされたら「待ったなし!」ですね。しかし、そこまで決心を持ちきれない人々も、金銀の財宝や家畜などのささげ物をもって彼らを力づけたのである。捕囚された民の一致が示される思いになりました。これこそ神の栄光が一人一人の内にあらわれたのではないでしょうか。
イスラエルの民の罪を裁くためにバビロニア帝国を用いられ、彼らが悔い改めたためにペルシャ帝国が備えられ、さらに彼らを祖国に連れ戻すために救い主の祖先が与えられたと解釈者は述べられています。神の計画は計り知れないものですね。
愛する天の父なる神さま。
あなたのご計画は計り知れないものです。今日もあなたのそのご計画のなかにあゆませていただけることを心から感謝します。2025年もあなたの御言葉に従っていくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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