『イスラエルの神殿再建の中止』
神のみこころであったエルサレム神殿再建は、さまざまな妨害に直面し簡単には進みませんでした。挙句の果てには敵の妨害によって神殿再建は中止となったのである。神のみこころであっても妨害はつきものなんですね。私たちの教会も改築の再建はずっと以前から計画されていましたが、今だかつて前に進まないのは、未だ神のみこころの時がきてないのかということが連想させられます。
なぜ、ユダヤ人とサマリヤ人とが犬猿の仲となってしまったのか。そのいきさつを記しているのが、エズラ記4章だと解説者は述べています。
ユダとベニヤミンの敵とはサマリヤ人だと言われています。サマリヤ人は、神殿再建工事に参加したいことを告げたが、ユダヤ人たちは「私たちの神のために宮を建てることは、あなたがたにではなく、私たちに属する事柄です。」と言ったのである。つまり、彼らの目的が建築を妨害するのが本心であることを総督ゼルバベルが見抜き反対したのである。北王国を滅亡させたアッシリヤ帝国は、その地に外国人を移住させて、混血民族を作る政策を取りました。この結果生まれたのが後のアッシリヤ人だと言われているそうです。又、彼らは真の神と偶像の神との混合宗教を造り出したと第二列王記17章で述べられています。
それでも彼らはひるまずに権力的な妨害工作や、おどしをかけてペルシャの王に工事中止をするように手紙を書いたのである。ペルシャ王は、過去に南王国が謀反を企てた事実を知って工事中止の命令を出したのである。
主のための働きをするということはいろんな困難や妨害があります。数年前に牧師と5~6人の姉妹たちと刑務所伝道に行くことになっていました。2度ともだめになりました。一度目は刑務所の駐車場に着いてから、十分な看守がいなかったために中に入ることができませんでした。二度目は、刑務所内で何かがあったために行けなくなったことがありました。主のための働きには、祈りと忍耐も必要不可欠であるということです。
天の父なる神さま。
あなたの御名を心からほめたたえます。主の働きをするときは、困難や妨害はつきものです。そのようなことが起こってもあなたに信頼して、祈り、忍耐をもってあなたへの働きができますように私たちを訓練してください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン
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